CentOS6の開発元によるサポートが2020年11月30日で終了しました。
CentOS6サポート終了後は、CentOS6公式コミュニティから配布される修正パッチの提供などがなくなりますので、重大なセキュリティリスクにさらされることになります。
公式ではないですが、CentOS6のサポート延長をしている企業がいくつかあるようですので調べてみました。
目次
CentOS6サポートの延長をしている企業
数はそんなに多くはないようですが、CentOS6の延長サポートをしている企業がいくつかあるようです。
月額料金は6,000円~1万円弱くらいが相場みたいです。
- サイバートラスト株式会社
CentOS 6 サポート終了前に対策できていますか?
セキュリティアップデートサポート料金(年額・税抜) 2,100,000円/システム
テクニカルサポート料金(年額・税抜) 108,000円/台・インスタンス - 株式会社シーズ ホスティングサービス事業部
CentOS6 延長サポート提供開始のご案内
1サーバー 月額 6,000円 (税別) - 株式会社リンク
CentOS 6を使い続けるリスクとCentOS 7移行時の注意点
1OSあたり 月間利用料6,000円
サポート終了後のCentOS6を利用し続けるリスク
CentOS6のサポートが終了すると、今後、重大な脆弱性が発見されてもCentOS6コミュニティから修正パッチは適用されないことになります。
企業のシステムでCentOS6を利用し続ける場合、運用妨害、特権利用、予期せぬ動作など、その企業はもちろん、システムを利用するユーザーにも悪影響が及ぶ可能性があります。
CentOS6サポートの延長で受けられるサービス
企業やサービス価格によって差はあるでしょうが、CentOS6サポートの延長で受けられるサービスとして下記のようなものがあるようです。
- 重大なセキュリティホール、脆弱性の対策(CentOSコミュニティではないサードパーティーからの修正パッチの提供)
- テクニカルサポート(CentOS6に対する技術的な問い合わせ)
など
参考にした記事
- 東京都産業労働局
CentOS 6のサポート期間終了に関する注意喚起