ネットワークはPCやネットワーク機器だけがあっても成り立ちません。
これらデバイス同士を線(ケーブル)で結んであげる必要があります。
家庭やオフィスではワイヤレスが主流ですが、CCNAの試験では基本的なケーブル接続について問う問題も出題されます。
パケットトレーサーを使って、ケーブル接続をしてネットワークを構築することに慣れていきましょう。
今回は、パケットトレーサーで、スイッチやルーター同士をケーブルで接続する方法について説明します。
目次
ケーブルの接続方法
まずはケーブルの種類や接続先ポートを自動で選んでくれるタイプのケーブルを接続して、デバイス同士の接続に慣れましょう。
自動で接続する方法(ケーブルの種類と接続先ポートを自動選択)
雷マークのようなアイコンを順番に選択します。
すると、カーソルが電源マークの形になりますので、そのまま接続したいデバイスの上でクリックします。
ケーブルが伸ばせるようになるので、そのまま接続先のデバイスに向けて伸ばします。
接続先のデバイス上でクリックすると自動で各デバイスのポートに接続されます。
ストレートケーブルで接続する方法
ストレートケーブルは異なるレイヤ同士のデバイスを接続する場合に使います。
CCNA試験でも問われる分野です。
①~② 雷マークのアイコンを選択します。
③ 実線タイプのアイコンを選択します。
「Cooper Straight-Through」と表示があります。
ストレートの銅線という意味です。
ストレートケーブルを選択するとカーソルが電源マークの形になりますので、そのまま接続したいデバイスの上でクリックします。
デバイスをクリックするとインタフェースを選択するウィンドウが表示されます。
接続したいインタフェースを選択します。
画像では「GigabitEthernet0/1」を選択してます。
※インタフェース名の意味は「インタフェースの種類(FastEthernet of GigabitEthernet) [スロット]/[ポート]」です。
インタフェースを選んだら、接続先のデバイスに向けてケーブルを伸ばします。
接続先のデバイスの上あたりでクリックします。
接続先デバイスの上あたりでクリックするとインタフェースを選択するウィンドウが表示されます。
接続したいインタフェースを選びます。
画像では「GigabitEthernet0/0」を選択してます。
これでストレートケーブルの接続ができました。
クロスオーバーケーブルで接続する方法
クロスオーバーケーブルは同じレイヤ同士のデバイスを接続する場合に使います。
ストレートケーブルと同じくCCNA試験でも問われる分野です。
①~② 雷マークのアイコンを選択します。
③ 波線タイプのアイコンを選択します。
「Cooper Cross Over」と表示があります。
クロスオーバーの銅線という意味です。
クロスオーバーケーブルを選択するとカーソルが電源マークの形になりますので、そのまま接続したいデバイスの上でクリックします。
デバイスをクリックするとインタフェースを選択するウィンドウが表示されます。
接続したいインタフェースを選択します。
画像では「GigabitEthernet0/0」を選択してます。
インタフェースを選んだら、接続先のデバイスに向けてケーブルを伸ばし、接続先デバイスの上あたりでクリックします。
インタフェースを選択するウィンドウが表示されますので接続したいインタフェースを選びます。
画像では「GigabitEthernet0/0」を選択してます。
これでクロスオーバーケーブルの接続ができました。
まとめ
- 自動でケーブル接続
ケーブルの種類とインタフェースを自動で選択 - ストレートケーブル
異なるレイヤのデバイス同士の接続 - クロスオーバーケーブル
同じレイヤのデバイス同士の接続