【例文あり】インフラエンジニアの志望動機の書き方

インフラエンジニアの志望動機の書き方【例文あり】

インフラエンジニアを目指すにあたって転職活動をスタートしたはいいものの、インフラエンジニアの「志望動機」をどのように書いたらいいか、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

この記事では、未経験から1カ月で転職を成功させた現役インフラエンジニアが、志望動機の書き方のポイントや志望動機の例文を紹介します。

インフラエンジニアの志望動機を書くには、インフラエンジニアの仕事への理解や、あなたがなぜインフラエンジニアやその企業を志望しようと思ったのかを語れないことには、説得力のある志望動機は作れません。

また志望動機を作るには一人で作るのではなく、プロからのアドバイスをもらいながら作ると効果的です。

この記事を読み終えた後には、インフラエンジニアとして内定を獲得するための効果的な志望動機の作り方が分かるようになるでしょう。

この記事の信頼性

インフラエンジニア未経験から1カ月で転職活動を成功させた現役インフラエンジニアが解説します。

インフラエンジニアの志望動機を書くための4つのポイント

インフラエンジニアの志望動機を書くための4つのポイント

インフラエンジニアの転職活動・就職活動をする際の「志望動機」は、あなたがなぜインフラエンジニアを目指したのか、なぜその会社に入りたいのか、を人事担当者や採用面接官にアピールするための重要な項目です。

ここでは、インフラエンジニアの志望動機を書く4つのポイントを紹介します。

この4つのポイントを踏まえつつ、あなたなりのオリジナル性も交えた志望動機を作れば、あなたが志望する企業にきっと興味を持ってもらえるでしょう。

志望動機を書くための4つのポイント
  1. インフラエンジニアへの志望理由
  2. 企業への志望理由
  3. 入社後のビジョン
  4. 自己アピール

あなたが応募した企業の採用担当者は、応募書類や面接で志望動機を聞くことで、あなたがその企業で活躍してくれそうか?、長い間働いてくれそうか?ということを判断して採用を決定します。

企業もたくさんのお金や人などにコストをかけて採用活動を行ってますので、志望動機から熱意や想いが伝わる人を優先して採用します。

志望動機を書くことに慣れてなくても、未経験者でもこの記事で説明するポイントをしっかり押さえれば心配ありません。企業にあなたの熱意や思いを届けましょう。

1.インフラエンジニアへの志望理由

あなたが「インフラエンジニアを目指したい」と思った理由を書きましょう。また、インフラエンジニアがどんな仕事か理解することも必要です。

IT業界の中でもプログラマーやWEBエンジニア、営業、コンサルタントなどたくさんの職種があります。

そんな数ある職種の中から、特にインフラエンジニアを目指したいと考えた志望理由を自分なりのストーリーを交えて作りましょう。

志望理由の例をいくつか紹介します。

インフラエンジニアへの志望理由の例
  • PCやインターネットを利用しているうちに、ネットワークやサーバーの存在を知り、インフラエンジニアの仕事に興味が出てきた
  • IT業界への転職を考えてプログラミングを勉強していたが、ネットワークやサーバー、データベースの仕事があることを知り、インフラエンジニアの仕事に興味を持った
  • インフラエンジニアとして働いている友人や知人から仕事の話を聞いて興味を持った

このような感じで、自分が思ったことを自由に書き出してみましょう。

私の場合は、例であげたように、プログラミングの勉強をしているうちに、ネットワークやサーバの技術や仕事に興味が出てきたという理由で志望理由を書きました。

2.その企業への志望理由

企業研究をしたうえで、あなたが数ある会社の中から「なぜその会社を志望したか?」の理由を書きましょう。

インフラエンジニアの仕事は、自社のITインフラを扱うのか、客先に常駐して設計・構築に携わるのか、運用保守がメインなのか、など企業によって様々です。

また、企業によっても、金融の分野に強い、エンタメやゲーム関係の分野に強い、様々な業種の幅広い案件に携われる、など、それぞれの強みがあります。

応募する企業のHPを見たり、募集要項を確認したり、などの企業研究をしたうえで志望理由を書きましょう。

企業への志望理由の例
  • 運用保守から設計・構築まで、幅広い仕事を経験できて、エンジニアとして成長できそうそうなところに魅了を感じた。
  • 海外への事業展開を通じて国際的に活躍できるインフラエンジニアになれると感じた。
  • アパレルやエンタメ系など自分が興味のある分野のITインフラを支えるエンジニアになりたいと思った。

企業への志望理由があいまいだったり適当だったりすると、採用担当は「この人を採用しても、もっと条件の良い会社があったら断られるかもしれないな・・・」と思われるでしょう。

3.入社後のビジョン

入社後のインフラエンジニアとしてのビジョンについて考えていきましょう。

入社後に、どのような仕事をしたいか、どのようなインフラエンジニアになりたいのかをイメージして、具体的に言語化をしてみると良いです。

そうすることで、熱意が採用担当者にも伝わりますし、実際に働き始めたときのビジョンが描きやすくなります。

入社後のビジョンの例
  • インフラエンジニアとして技術を極めていきたい。
  • 経験を積んで上流工程に携わり、お客様に喜んでもらえるようなプロジェクトチームを作りたい。
  • クラウドエンジニアとして最先端の技術を扱えるようなプロジェクトに参加したい。
  • 未経験から成長してプロジェクトをマネジメントするリーダーやマネージャーになりたい。

入社後のビジョンを描くことで、企業が求める人材と、自分の進みたい方向にミスマッチがないかを確認することもできます。

4.自己アピール

あなたのこれまでの経験を企業にアピールしましょう。

企業は入社後に活躍してくれる人材を求めています。これまでの経験を大いにアピールしましょう。

自己アピールといっても苦手な方が多いかもしれません。実は、私も自己アピールはとても苦手です・・・^^;

エンジニア未経験でも全く問題ありません。

例えば、IT業界以外であっても、接客やコールセンター等で経験したコミュニケーションスキルや、チームリーダーや新人育成などのマネジメント力などは、企業側は十分に評価してくれます。

これまで経験してきたことの棚卸しを行ってみて、アピールポイントを探してみましょう。

自己アピールの例
  • 運用監視の知識や経験を積みながら、IT資格を取得した。
  • 未経験だが、CCNAについて勉強中で継続力には自信がある。
  • 飲食業で新人育成や業務改善に取り組んで売り上げをアップすることができた。
  • コールセンターでのお客様からのクレーム対応でコミュニケーション力が鍛えられた。

私は、インフラエンジニア未経験の状態から転職活動する際に、過去の独立起業の経験、プログラミングの勉強、CCNAの勉強などをアピールしました。

インフラエンジニアの志望動機のNG例

インフラエンジニアの志望動機のNG例

インフラエンジニアの志望動機としてNGな例をいくつか紹介します。

給料が高いことを理由とした志望動機

給料が高い」という志望動機では、採用担当にもっと良い条件の会社があればすぐに転職してしまうのでは?というネガティブな印象を与えてしまいます。

社員教育や研修が充実していることを理由として志望動機

社員教育や研修が充実している」という志望動機も一見良さそうですが注意が必要です。

と言うのも「うちの会社で経験を積んだら、他社へ行ってしまうのでは?」というネガティブな印象を与えることがあるからです。

スキルを身につけた後に、長期的にその会社でどういうビジョンを描いているのかをアピールしていきましょう。

WEB上でコピーした志望動機

WEB上にある志望動機の例文を参考にするのはよいですが、WEB上の志望動機をコピーするのはNGです。

仮に、志望動機の例文をコピーして書類選考が通ったとしても、面接で細かく突っ込まれますし、自分の経験に基づいた言葉で語れないと受け答えでギクシャクしてしまいます。

具体性がない志望動機

具体性に欠ける志望動機はNGです。

例えば「御社が手がけている幅広い事業展開に魅力を感じました。」とか「貴社の先進的な技術に魅力を感じました。」などは、言葉は一見きれいですが書かない方が良いでしょう。

その企業のHPや募集要項を見ながら、事業内容について具体的に掘り下げてみましょう。

インフラエンジニアの志望動機の例文

インフラエンジニアの志望動機の例文

転職:インフラエンジニア経験がある場合の志望動機の例文

私は大学卒業後に〇〇株式会社にて、金融業界向けのサーバー運用監視や設計・構築業務に約3年間ほど従事してきました。設計・構築の経験としては、LinuxシステムのOS、ミドルウェアなどに携わってきました。

 

今後は今まで培ってきた設計・構築の経験を活かして、製造業や飲食業界をはじめとした幅広い業界のITインフラの案件を扱っている貴社で成長したいと思い、志望しました。

 

即戦力となる人材を目指して、将来的には貴社のプロジェクトのリーダーやマネージャーも目指していきたいと考えています。

ポイント・解説
  • 前向きで積極性のある転職理由を語ろう
    企業は長く活躍してくれる人材を採用します。
    給与や休暇などの福利厚生ではなく、その企業でできる仕事内容やキャリアに魅力を感じて志望してきた人の方が採用担当者からの評価は高まるでしょう。
  • スキルや経験をアピールしよう
    どこの企業も即戦力を求めています。
    応募する企業の募集要項とのマッチングを意識して、これまで経験してきたプロジェクトや経験してきた業務内容などを、十分にアピールしてください。

転職:IT未経験・インフラエンジニア未経験の場合の志望動機の例文

私は新卒で家電量販店業界へ入社し、3年にわたって業務に従事してきました。

 

業務の中であらゆるデジタルデバイスに触れるなかで、PCやスマホのWebサイトやアプリは、どのような仕組みで動くのかを調べているうちに、ネットワークやサーバーの存在をしり、社会を支えるITインフラに興味を持ちました。

 

企業研究をする中で、実務経験はなくても、熱意があれば積極的に未経験からでもインフラエンジニアを目指せる仕事環境と、自社サービスも展開している貴社に魅力を感じました。

 

昨年に「ITパスポート」を取得し、現在は「LinuCレベル1」の取得に向けて日々、勉強中です。

 

貴社に入社できた際には、様々なプロジェクトを通して経験を積み、将来的には社内システムのITインフラ管理にも従事したいと考えてます。

ポイント・解説
  • 実務未経験でもアピールできるポイントを探そう
    企業はIT業界未経験やインフラエンジニア未経験であっても、異業種で培ってきた経験やスキルを評価してくれる企業は多いです。
    なぜなら、インフラエンジニアには周りと協力して仕事を進めるためのコミュニケーション力や、物事を論理的に進めていく思考力などが大いに求められるからです。
  • 入社後も継続的な努力や成長が期待できそうな印象を与えよう
    資格取得の勉強への取り組みは積極的にアピールしてください。すでに資格取得できていればベストですが、勉強していることを具体的に語れるだけでも効果的です。
    「自主的に勉強する意欲が高い→仕事に対する意識も高い→成長が期待できそう」と判断してもらえる可能性があるでしょう。

新卒:ITや情報処理の勉強をしてきた場合の志望動機の例文

私は大学で情報系の学科に進学して、ITや情報処理について専門で学んできました。

 

大学で、IT技術やプログラミングを勉強しているうちに、ネットワークやサーバー技術に興味を持ち、IT業界や仕事の情報を調べていたところ、インフラエンジニアという職種があることを知り、とても興味を持ちました。

 

在学中に、基本情報処理技術者を取得したり、プログラミングの勉強をするなかで、社会を支えるインフラエンジニアとして活躍したいという思いが強くなり、専門でITインフラの開発を事業展開している御社を希望しました。

 

将来的には、御社の手がけているような大規模なインフラの設計・構築を担えるような人材になりたいと思っています。入社後も覚えなければいけないことはたくさんとあると思いますが、在学中に培ってきた専門性を活かして、一日も早く御社で活躍できる人材に成長できるように精進したいと考えてます。

ポイント・解説
  • 在学中に勉強してきた専門性をアピールしよう
    新卒者の場合、即戦力ではなく、将来活躍することを期待したポテンシャルを重視して採用されることがほとんどです。
    そのなかでもインフラエンジニアの仕事に直結する専門性がある場合は、大いにアピールしましょう。
    取得した資格などがあれば説得力が増します。
  • 業界研究や企業研究で思ったことをアピールしよう
    新卒者の場合は、まだ社会人として働いた経験がないので、これまでの仕事経験をアピールするのは難しいです。
    ですが、IT業界や企業研究については、ネットや本で調べられます。
    ありきたりの言葉にならないように気をつけながら、自分で調べたことを織り交ぜながら志望動機を作りましょう。

内定を獲得するための志望動機の書き方はプロと一緒に考える

これまでにインフラエンジニアの志望動機の書き方のポイントや例文について紹介してきました。

ですが、ほとんどの人は仕事や勉強をしている忙しいなかで、転職活動をしていると思います。

転職活動のためには、スキルアップや志望業界・志望企業の研究など、することが多いです。

私もそうだったんですが、今の仕事をしながらだと、なかなか手がまわらないんです。

私が転職活動をスタートした際に起こして有益だったアクションは、とにかくなる早で「転職エージェントに相談する」でした。

無料でキャリアカウンセラーと呼ばれる担当者がついてくれますので、志望動機の書き方についても相談できますし、色んな求人を探してくれたりと至れり尽くせるなので、利用しない手はありませんよね。

以下がIT転職に強いおすすめサイトです。

転職活動は家探しと同じような感じで、その時についてくれるキャリアカウンセラーとの相性や、求人募集など、マッチングやタイミングなどに左右される部分もあるのが正直なところです。

知名度があるエージェントにいくつか登録して、フィーリングが合うところをメインにして活動していくのが良いでしょう。

まとめ

  • インフラエンジニアの志望動機は
    1. インフラエンジニアへの志望理由
    2. その企業への志望理由
    3. 入社後のビジョン
    4. 自己アピール
  • 給料が良い、WEB上から丸コピーなどの志望動機はNG!
  • 志望動機は転職サイトや転職エージェントのプロと一緒に考えた方が効率的