Excelを効率的に使いこなすために欠かせない機能の一つとして「タブ」が挙げられます。タブには「リボンタブ」と「シートタブ」の2種類があります。
この記事では、リボンタブとシートタブの基本から応用まで、Excel初心者の方はもちろん、Excel上級者の復習にも役立つよう、わかりやすく解説します。
目次
Excel(エクセル)の2種類の「タブ」とは?
Excelを開いたとき、上部に表示されている「ホーム」や「挿入」などの各メニューの部分が「リボンタブ」です。また、下部の各ワークシートそれぞれが「シートタブ」です。

Excelの「シートタブ」とは
Excelの「シートタブ」とは、Excelの下部に表示される「Sheet1」「Sheet2」などのタブのことです。
1つのExcelファイル(ブック)には複数のシート(ワークシート)を作成することができ、それぞれのシートタブをクリックすることで、異なるシートに切り替えることができます。

シートタブのメリットは以下の通りです。
- 関連するデータを1つのワークシート内で整理できる
- 異なる種類のデータは別シートとして分離できる
- 複雑なデータ分析や報告書作成を効率化できる
Excelの「リボンタブ」とは
Excelの「リボンタブ」とは、Excelの上部に表示される「ホーム」「挿入」「ページレイアウト」などの各メニューが表示されたタブのことです。

それぞれのタブには関連する機能がグループ化されており、ユーザーが使いたい機能に素早くアクセスできるようになっています。
リボンタブは以下のようなグループで構成されています:
- ホーム:フォント設定、配置、数値書式などの基本的な編集機能
- 挿入:表、グラフ、図形などの要素を挿入するための機能
- ページレイアウト:印刷設定や表示設定に関する機能
- 数式:関数の挿入や計算に関する機能
- データ:データの並べ替え、フィルター、分析に関する機能
- 校閲:スペルチェックやコメントなどの機能
- 表示:ウィンドウの分割やズームなどの表示に関する機能
Excel(エクセル)「シートタブ」の作り方
新しいExcelシートタブの作り方4選
Excelで作業をする時は、作業量に応じてシートを追加で作れるようになると便利です。新しくシートタブを追加する方法は以下の通りです。
方法1:Excelシートタブ一覧の右にある「+」ボタンによるタブの作り方(簡単!)
- Excel画面下部のシートタブ一覧の一番右にある「+」アイコンをクリック
- 新しいシートが既存のシートの後に追加されます


方法2:右クリックメニューによるExcelシートタブの作り方
- 既存のシートタブ上で右クリック
- 表示されるメニューから「挿入」を選択
- 「ワークシート」が選択されていることを確認して「OK」
- 新しいシートが既存のシートの前に追加されます



方法3:リボンのホームタブによるExcelシートタブの作り方
- 「ホーム」タブをクリック
- 「セル」グループにある「挿入」をクリック
- 「シートの挿入」を選択
- 新しいシートが既存のシートの前に追加されます


方法4:ショートカットキーによるExcelシートタブの作り方
- Windowsでは、Shift + F11 または Shift + Alt + F1 キーを押すと、新しいシートが既存のシートの前に追加されます
- Macでは、Shift + Fn + F11キーを押すと、新しいシートが既存のシートの前に追加されます
Excelでリボンタブの作り方(表示させる方法)
Excelでは、シートタブは新しいワークシートを追加することになりますが、リボンタブの場合は新たに作成するものではありません。リボンタブは追加するのではなく、既に存在するものを表示するという点が異なります。
ここでは、非表示になっているExcelリボンタブを表示する方法について解説します。
Excelのリボンで開発タブの作り方(表示させる方法)
マクロやVBAを使用するには、通常は非表示になっていることが多い「開発」タブを表示させる必要があります。
- ファイルタブをクリック
- 「オプション」をクリック
- 左側のメニューから「リボンのユーザー設定」をクリック
- 右側の「メインタブ」リストで「開発」にチェックを入れて「OK」をクリック
- リボンタブに「開発」タブが表示されます




開発タブを有効にすると以下のような高度な機能が使えるようになります。
・マクロの作成・編集
・VBAエディタでプログラミング
・フォームコントロールの挿入(チェックボックス、ラジオボタンなど)
・XMLデータの操作
など
まとめ:Excel(エクセル)でタブの作り方
Excelでシートタブとリボンタブの違いを理解して活用することで、よりExcelへの理解が深まり、作業効率もアップします。今回紹介した方法をぜひ実践してみて、Excelのスキルをよりアップしていきましょう!