同じExcel(エクセル)ファイルを複数人で共有して編集したいときにはどうすれば良いのでしょうか。その解決策が「Excel(エクセル)の共有機能」です。今回は、そのExcel(エクセル)共有の仕方について詳しく解説します。
目次
1. Excel(エクセル)共有の仕方【Excel 2007 ~ Excel 2016の場合】
Excel 2007 ~ Excel 2016でのExcel(エクセル)共有の仕方を以下に解説します。
- 共有したいExcelブックを開く。
- [校閲]のタブから[ブックの共有]アイコンをクリックする。
- 「新しい共同編集機能ではなく、以前の共有ブック機能を使用します。」にチェックを入れて、[OK]をクリック
- 「ブックがいったん保存されます」というダイアログボックスが表示されるため、 [OK]をクリック
- ブックの名前の欄の横に「共有」と表示されればOK
2. Excel(エクセル)共有の仕方【Microsoft 365/Excel 2019 以降】
Micorosft 365やExcel 2019などの新しいバージョンのExcelでは、クラウドでの共有を行うことが標準の機能とされているため、「Excelブック共有」のボタンはリボンに搭載されていないことが多いです。
従来のExcelブック共有機能を利用するためには、自分でリボンの中にボタンを追加する必要があります。以下に、共有関連のボタンをリボンの中に追加する手順を解説します。
「ブックの共有(レガシ)」をリボンに追加する方法
- 共有したいExcelブックを開く。
- Excelの[ファイル]タブをクリック。
- [オプション]または[その他]-[オプション]をクリック。
- [リボンのユーザー設定]を選択。
- リボンのユーザー設定で[メインタブ]を選択し、[校閲]-[保護]を選択。
- 「新しいグループ」ボタンをクリック。新しいグループが新規作成される。
- 「名前の変更」ボタンをクリックして、任意のグループ名を設定。(ここでは「ブックの共有」と設定)
- コマンドの選択で[すべてのコマンド]を選択し、[ブックの共有(レガシ)]選んで[追加]のボタンをクリック。
※非常に多くのメニューがある。「あいうえお順」で並んでるのを頼りにスクロールして探すと良い。 - 追加したいものを追加できたら、[OK]ボタンをクリック。
- リボンに「ブックの共有(レガシ)」が表示されていればOK。
以降は、全需tの「1. Excel(エクセル)共有の仕方【Excel 2007 ~ Excel 2016の場合】」で紹介した手順と同じです。
「共有ブック」で制限される機能
「共有ブック」機能では以下のような機能が制限されるので注意してください。「共有ブック」はMicrosoft365、Excel2019以降の「共同編集」の「共同編集」と比べて多くの制限があります。
- 表の作成または挿入
- セル範囲 (行全体や列全体は可) の挿入または削除
- グラフやピボット グラフ レポートの作成または変更
- 条件付き書式の追加または変更
- 図やその他のオブジェクトの挿入または変更
- 描画ツールの使用
- ハイパーリンクの挿入または変更
- スレッド化されたコメントの追加
まとめ
Excel(エクセル)の共有の仕方を解説しました。
- Excel 2006 ~ Excel 2016 では「ブックの共有(レガシ)」ボタンをクリックすればOK。
- Microsoft 365、Excel 2019では「ブックの共有(レガシ)」をリボンに追加する必要がある。
- 「共有ブック」機能で制限される機能に注意