LPICの勉強をするうえで、実際のLinuxを触りながら勉強をすると理解度が深まります。
これはVirtualBoxで作ったLinux(CentOS7)環境です。Tera Termでアクセスした画面です。
今回紹介する「VirtualBox」という無料のソフトを使えば、簡単に上記のような仮想的なLinux環境を作ることができます。
VirtualBoxはWindows、Macどちらにも対応しており、Linuxにも対応してます。
それでは、VirtualBoxのダウンロード方法、PCへのインストール方法について説明します。
目次
VirtualBoxとは?
まずVirtualBoxとは何かについて説明します。
VirtualBoxとは仮想化ソフトウェアの一つであり、使用しているPCのVirtualBox上で別のOS(Linux、Windows、Mac)をインストールすることができます。
このような仮想的なOSのことを仮想マシン(Virtaul Machine)と言います。
VirtualBoxの正式名称は「Oracle VM VirtualBox」です。
米国オラクルが提供しており、無料でダウンロードすることができます。
LPICの学習においては、
・Debian系のUbuntu
・RedHat系のCentOS
などのOSをインストールしましょう。
- VirtualBoxはLinuxなどの仮想マシンが作れる無料ソフト
- 仮想マシン:実際のPCではなく仮想化ソフトウェア上で動くOS
- 仮想化ソフトウェア:仮想マシンが作れるソフト
- 実際にLinuxのコマンド操作などを確認できるのでLPICの勉強に便利!
VirtualBox以外の仮想化ソフトウェアと人気度
VirtualBox以外にも仮想化ソフトウェアはあります。
1つ目は、米国Vmware社が提供している「Vmware Workstation Player」です。
こちらは、非営利目的なら機能制限はありますが無料で利用できます。
2つ目は、Linuxに標準で装備されている「KVM」というソフトウェアもあります。
こちらはWindowsユーザは使用することができません。
3つ目は、マイクロソフト社が開発したWindows10に標準で搭載されている「Hyper-V」です。
Googleトレンドで人気度を調べてみると「VirtualBox」の高い人気度が伺えます。
これから仮想化ソフトウェアを使ってみたい方はネットでの情報も多い「VirtualBox」から始めてみましょう。
VirtualBoxをダウンロードする方法
それでは実際にVirtualBoxをダウンロードしましょう。
VirtualBoxをPCにインストールする方法
Windows
- ダウンロードしたファイルを実行
お使いのPCにダウンロードしたexeファイルを実行すると以下の画面が表示されます。
「Next >」をクリックします。 - カスタムセットアップ その1
インストールするファイルの変更や、インストール先フォルダ変更などのカスタムセットアップの画面です。
デフォルトのままで問題なければ「Next >」をクリックします。 - カスタムセットアップ その2
引き続き、デスクトップショートカット作成などのカスタムセットアップの画面です。
特に問題がなければ「Next >」をクリックします。上から順番に以下の通りです。
・スタートメニューに登録
・デスクトップにショートカットを作成
・Quick Launchバーにショートカットを作成
・ファイルの関連付けの設定
※例えば、デスクトップのショートカットが不要ならば該当のチェックボックスを外してください。 - ネットワーク設定に関する警告の表示
続いて、ネットワークインタフェースに関する警告が表示されます。
VirtualBoxのインストール時にネットワーク設定がリセットされ、一時的にネットワークが切断されるという内容です。
そのまま「Yes」をクリックして問題ありません。 - インストールの開始 「Install」をクリックするとインストールが開始されます。
- インストール完了 「Finish」をクリックするとVirtualBoxが起動します。
- VirtualBox起動 以下の画面のようにVirtualBoxが起動します。
MacOS
まとめ
- VirtualBoxは仮想マシンを作成できる無料のソフトウェアである。
- 仮想化ソフトウェアには、Vmware Workstation Playerなどもある。
- これから仮想マシンをさわってみたい人は人気の高いVirtualBoxから始めるのがおすすめ。