短期間でCCNAに合格するための勉強方法

短期間・最短でCCNAに合格したいと考えている人は多いでしょう。

私は実務未経験で、CCNAの勉強をするまでルーターやスイッチなどの実機に触ったことがありませんでしたが、比較的、短期間でCCNAに合格することができました。(もちろん、勉強期間中はプライベートの時間を削りながら勉強漬けの毎日でした。)

  • CCNAの効率的な勉強方法について知りたい
  • CCNAに最短で合格するための勉強方法が知りたい
  • CCNAの勉強、何から手をつけていいかよく分からない・・・。
  • CCNA、全く勉強が進んでない。
  • 実務経験はないけどCCNAを取得して就職・転職を有利に進めたい

こういった悩みや疑問に答え、私自身がもっと効率的に勉強するにはどうすれば良かったかなあ、という振り返りをすることで、これからCCNA資格取得にチャレンジするみなさんのお役に立てれば幸いです。

CCNA試験本番をイメージしよう

CCNA試験本番をイメージしよう

 

早いうちからCCNA試験の本番をイメージしておきましょう。

理由は、いざ試験本番でテンパってしまい十分な力を発揮できない人がけっこう多いからです。

では、どういうところでテンパったり戸惑ったりしたのか?

多くは、試験会場の独特な雰囲気や、試験の出題のされ方に分けられます。

CCNAの試験内容をおさらいしつつ、いざ本番で混乱しないように、試験会場や出題形式についても押さえていきましょう。

CCNAの試験概要

試験名称 CCNA  v1.0(200-301)
※2020年2月末に試験体制が大幅改定。
試験時間 120分
試験言語 日本語、英語
出題形式 ・選択問題(単一 or 複数選択)
・ドラッグ&ドロップ問題
・後戻りはできない
受験料 33,600円(税抜)
試験会場 全国各地のピアソンVUE運営のテストセンター
試験時期 年中
合格ライン点数 1000点満点中810点以上?
合格発表 試験終了すぐに分かる(Pass→合格 or Fail→不合格)
試験内容 ネットワークの基礎、ネットワーク アクセス
IP コネクティビティ、IP サービス
セキュリ ティの基礎、自動化とプログラマビリティ

余談ですが、ベンダー資格は受験料が高いです。

そして、試験を受けた直後にPC上に点数と合否が表示されるというドライな試験でもあります。

合格までに2~3回受ける人もざらにいます。貴重なお金と時間を無駄にしないためにも、ぜひとも一発合格目指しましょう。

CCNA(200-301)試験会場の雰囲気

実際の試験は、上記のような個別に仕切られたデスクで行われます。

試験本番で持ち込めるものは、身分証明書1つとテストセンターから配布されるペンとメモ用ボードだけです。

スマホや私物は全てロッカーに預けなければなりません。カンニングをしたり、スマホでググったりすることができないようになってます。ま

た、試験に集中できるように耳を覆うためのヘッドホンが使えます。

実際のCCNA(200-301)試験をイメージしよう

認定試験チュートリアル – Cisco

いざ、試験本番になって、慣れない試験環境に戸惑って、十分に力を発揮できずにテンパる人が続出するようです

また、CCNAは前の回答には戻れません。つまり、見直しができないことも頭に入れておきましょう。

せっかく多くの時間とお金をかけて受験するわけです。

一発合格を目指すためにも、早いうちから本番のイメージをつかんでおきましょう。

本番をイメージしながら問題を解くのも効果的です。

CCNAのオンライン試験はカンニングできるのか?

CCNAのオンライン試験はカンニングできるのか?

結論から言うと、カンニングができるかどうか以前に、CCNAのオンライン試験はまだ実施されてません。

シスコ技術者認定試験のうち、オンライン試験が可能なものは試験コードが700から始まる試験です。(しかも英語での試験のみ)

シスコ技術者認定のうち「監督なしのオンライン試験」
  • 700-020 Cisco Video Sales Essentials
  • 700-105 Cisco Midsize Collaboration Solutions for Account Managers
  • 700-150 Introduction to Cisco Sales
  • 700-651 Cisco Collaboration Architecture Sales Essentials
  • 700-680 Collaboration SaaS
  • 700-695 Cisco Collaboration SaaS Authorization for PreSales Engineer
  • 700-751 Cisco SMB Product and Positioning Technical Overview
  • 700-755 Small Business Technical Overview
  • 700-760 Cisco Security Architecture for Account Managers
  • 700-765 Cisco Security Architecture for System Engineers
  • 700-805 Cisco Renewals Manager
  • 700-820 Cisco IoT Essentials for Systems Engineers
  • 700-825 Cisco IoT Essentials for Account Managers
  • 700-840 Cisco IoT Advantage for Systems Engineers
  • 700-845 Cisco IoT Advantage for Account Managers
  • 700-905 Cisco HyperFlex for Systems Engineers

従来の試験会場では試験監督による厳重なカンニング対策が行われていました。もし、今後、CCNAのオンライン試験が可能になったら、カンニングができてしまうのでは?と考える人も多いでしょう。

結論から言うと、CCNAのオンライン試験が可能になった場合、カンニングをするのは難しいでしょう。

オンライン試験でカンニングをするのが難しい理由としては、カンニングができないようなチェックポイントがいくつも設けられているからです。

  • 試験中に第三者が入室した場合は、試験は直ちに終了となります。

  • 試験開始前にプロクターがチェックする作業場の写真を撮影していただきます。デスクトップは清潔に保ち、手の届く範囲に本、メモ帳、付箋紙、紙、ペン、鉛筆、その他の筆記用具等がないことを確認してください。試験に使用しないモニタやコンピュータは、コンセントを抜いて電源を切っておく必要があります。文字が書かれた壁面のアイテム(ホワイトボードなど)も検査の対象となります。ワークスペースがルームスキャンに合格しなかった場合は、受験を進めることはできません。

  • シスコ試験には休憩時間は含まれておらず、試験中の休憩はいかなる理由があっても認められません。試験中にパソコンから離れると、プロクターはセッションを終了し、試験を継続することができなくなります。水(透明なグラスを使用)を飲むことは許可されますが、その他の飲食、喫煙、ガムを噛むことなどは禁止されています。


引用:オンライン試験に関するよくあるお問い合わせ(FAQ)- Cisco

もし、今後、CCNAのオンライン試験が可能になった場合、自宅やオフィスで受ける場合は、以下のようなことを準備しておく必要があります。

・試験中に誰も入って来れないような個室部屋
・身の回りにカンニングができるようなものを排除する
・試験前にトイレは済ませておく

など

CCNA合格のための教材

CCNAの勉強に必要なものは、「オンライン学習」と「シミュレータ」です。

オンライン学習はPCやスマホで問題を解くことができる「Ping-t」が便利です。

無料でも利用できますが、有料で利用した方が試験対策には有利です。

シミュレータとはルーターやスイッチなどのネットワーク機器の構築やコマンド操作をPC上で再現できるソフトのことです。

Ciscoが無料で配布している「Packet Tracer」を使いましょう。(超便利です。)

オンライン学習は「Ping-t」、シミュレータはCiscoの「Packet Tracer」一択!本来ならば、実際のネットワーク機器(スイッチやルータ)があった方がより勉強になります。

しかし、実機やケーブルを揃えるのにもお金と物理的なスペースが必要です。

Ciscoが無料で配布している「Packet Tracer」が便利です。

実機がなくても、Packet Tracer上でPCやサーバー、ルーターやスイッチの構築が自由自在にできてしまいます。

本家が作っているシミュレータですので、コマンド操作も問題なくできます。
(他にもGNS3というシミュレータがあるのですが、Packet Tracerに比べると使いにくいです・・・。)